妻が妊娠してから、「夫 妊娠」とか検索するんですけど、
検索結果に夫側の視点が皆無。
これやるな
夫ひどい
夫はこう扱え
夫のアウトサイド感がすごい。
妊娠出産は女性が主役なのはわかるし、周囲の女性友達たちの話を聞いていると、夫に文句をいいたくなる時もなんとなく状況がわかります。(ちなみに、「妊娠 妻」も検索結果がゴシップっぽいものが多い。妊娠はゴシップなのか)
とはいえ、世には少なからず、妊娠がわかって、「これからどうしよう」と考えている純真無垢な夫たちが生息しているのも事実。
彼らが主体的に、妊娠〜育児とパートナーシップを発揮するか、はたまた日々のケンカ相手で家出してほしい存在になるかは、最初の情報が大事ですよね。
そういう意味では頑張れ検索エンジンなんですが、私も夫の実態を記事で書いておこうと思いまして。
わが家は2人とも在宅で仕事をしています。
そのおかげで、妻ピノ子が妊娠してからも、何かあっても常に目の届くところにいてくれるので、色々と対応ができて助かります。
同じような状況で、妻が妊娠して「さて夫はどうしたら良いものか」と、戸惑っているかたへ一例となるよう、私がやっている内容をリストアップしておきますね。
スポンサーリンク妻が妊娠中に、在宅勤務の夫は何をしているか
妻 ピノ子さんが妊娠中に、在宅勤務の夫 みなみのひげはこんな感じのことをしています。
- 妊娠・出産に関わる情報収集
- つわりの時に家事
- 眠いときに家事
- 子どもに話しかける
- 妻の衝動買いを抑え込む
- ポテトを与える
- ビールを飲む
妊娠・出産に関わる情報収集
妊娠・出産の当事者になれない私は、妻と違って体験から妊娠を理解することができません。
だからとりあえず、情報収集。頭でっかちでも知らんよりは良い。
もちろん、ピノ子さんも情報収集はいっぱいやってますが、自分に起きる症状などには興味が向く一方で、生理学的な身体の変化の理解については、興味がむかない模様。
例えでいうと、
"つわり"がいつ来るのか、
どうすると楽になるか、
こういうのはピノ子さんは一生懸命調べますが、
"つわり"がなぜ起こるのか、
これはあまり調べない(というかほとんど興味ないらしい)んですね。
よくよく考えると、構造的な理解は男性の脳みそが得意なところ。
産婦人科にいくと、いっぱい資料をもらえますので、生理学的な変化や子どもの発育変化なんかについて、資料ベースで学んでいます。これは、けっこう楽しいです。
実際的な意味でも知識は役に立って、妻が盲目的に妊娠対策(食べて良いもの、悪いものがわからなくなるとか)しているときとかに、理由も含めて気づけますのでアドバイスとかできます。
つわりの時に家事
つわりでフラフラしているときは、優先的に私が家事担当します。
でも、もともと我が家は家事折半。
掃除、洗濯、料理、買い出し、ゴミ出し、排水溝の掃除から家計簿付けまで、だいたい半々でやってます。
そして、ピノ子さんは食べづわり&つわり軽めだったので、家事を夫が一手に引き受ける!なんてこともあんまりなくほぼ2オペ。
つわり時は、匂いがダメなときが多いので、料理と食料品の買い出しの担当が増えたくらいです。
でも妻ピノ子はズルいことに、たまに職権乱用で、ただただ家事をやらせようとしてくるときがあるのですよね。




こんへんの塩梅がアンチクショー(ピノ子)はズルいんですよね!
私が理想的な優しい夫になりきらない理由はきっとこれだ、これなんだ。
眠いときに家事
あと、ピノ子さんが妊娠してから昼間も眠いときがあるので、そのときに家事があれば代わりにやります。
これ眠いっていうかね、起きれないって言った方が正しいですね。
妊娠すると、眠気が強くなりやすいんですって。
家事の話が2連続ですが、友人なんかの話を聞くと、だいたい、妊娠のタイミングで夫婦喧嘩が起こるのが家事の負荷が上がる場面。




女性陣だと当然、夫を非難するでしょうが、私は夫側の人間でもあります。「それくらいやってくれ!」と言ってしまった男性が、仕事でいかに限界まで頑張っているかもなんとなくわかります。
そういう意味だと、わが家は家事の負荷調整が効きやすいので、在宅ワーカーで得をしたなと思います。
(本当は、妻が妊娠したら、夫も仕事の負荷を減らして、家事の負荷を上げられるような環境が一般的だと良いんでしょうね。)
子どもに話しかける
お腹のなかの子どもに話しかけてます。
難しい熟語(例:天上天下唯我独尊)とかを言って戸惑わせにかかってます。
でもとりあえず、妊娠が分かってから話しかけていたんですけど、胎児に聴力ができ始めるのって妊娠5ヶ月くらいかららしいですね。
ほとんどの期間、ただ妊婦の腹部に



などと、独り言を言っていた事実が発覚しました。切ないですね。
..まぁでも、なんていうの?
テレパシーみたいなもの?
そういうのは届いてると思うんですよね。

おかげさまで、胎動が始まってきた頃なんですが、私が話しかけると必ず胎動が止みます。
多分「こいつまた訳わかんねぇこというおっさんだな」とでも察するんでしょう。
うわー空気読むなぁー。さすが息子ー。
未だに胎動を感じられず。
妻の衝動買いを抑え込む
妻の妊娠したときの天才さは、このあいだ書きました。
関連妻の妊娠への期待値がMAX過ぎるときは天才をプロデュースすると考える
天才が故の衝動、それはときに購買意欲へも作用します。


(結局、西松屋でウィンドウショッピングした)
まだ生まれていない息子のグッズやら、つわりが楽になるお菓子やら、自分が食べたいミスタードーナツやら、衝動買いがすごそうなときに押さえ込みます。特に不安がタネにある購買意欲は抑えがたい感じになるので、美容グッズとかね。むやみに高いやつを大量に買いそうな予感がする場合は諭したりします。
とはいえ、実際、そこまでは衝動買いもしないですし、妊娠線のケアとか、必要そうだったら押さえ込みにはいかないです。
食べづわりなので、スナック菓子はたまに押さえ込みます。
ポテトを与える
たまにポテトを与えると、ピノ子が喜びます。
理由はいまいち定かではないのですが、妊娠すると多くのかたが「ポテト」を美味しく感じるようになるんですって!
ピノ子さんもそれに当たるようで、フライドポテトが美味しいらしい。
わが家の場合、食べづわりなのもあって、幸い、ポテトじゃなくても食べられるのですが、でも美味しいならと、たまにポテトを食べます。
例によって、これも食べ過ぎるとよろしくはないので、たまにです。
しかし、つわりが酷くて何も口にできない状態の場合、栄養失調になるよりは、少しでも口にできるものを食べたほうがいいですよね。
ポテトが最終ラインにいてくれるのはありがたいです!
ナイスポテト!
ビールを飲む
私がね。
仕事も終わり、一日の終わりに一杯のビール!ごくごく、うむ。美味しいです。
一方で、妊娠すると、アルコール類は胎児によくないので、ピノ子はアルコール類を飲んでいません。
妻が飲んでないんだから、夫も飲まないでしょ?
それが当然でしょ?
何やってんの?
そういう風に当たり前、当たり前と、ハードルを設けてこないのが、妻ピノ子さんのいいところ。ありがたくいただいております。
しかし、ビールや、カフェインの多いコーヒーなど、この辺は夫と妻のバランスのとりどころですね。妻が「うらやましい〜」と、ストレスを溜めるようなら、わざわざ飲むこともないですし、私が飲まないでストレスフルになるくらいなら、我慢するほうがよくない。
なんでもかんでも平等平等と理屈をこねだすとかえって関係が悪化します。
お互いに嫌じゃない線引きは各夫婦で違うはずです。
きちんと見極めるのが大切ですね。
というわけで、すみませんが、いただきます。ぐびぐび。
なるべく普段通りでいられるようにしている
もともと在宅ワーカー同士なので、家事は折半したり、互いに押し付けあったりするのが日常です。
なので、なるべくそのまんま。ピノ子さんの体調が芳しくないときに、ちょっと肩代わるくらいでやっています。
子どもが出来るとなったら、「イクメン」的な感じで、張り切って色々準備したり、親身に話を聞いてあげたりとか、急にやりたくなっちゃうんですけど、よくよく考えると男性のヒーロー願望なだけなことに気づきました。妻に褒めて欲しくてやるもんじゃなし、むしろ妻は妊娠でそれどころじゃないのに、ヒーロー願望はうざいですよね。
自分で張り切った挙句、しばらくやって、ストレス溜めて続かないのは最悪なのでやめました。
お互いにだったら、多少、家事の手間が大変なのも、家族だしそれでいいと思います。
わが家の場合、ピノ子さんのつわりが軽かったり、心理的にも穏やかでいてくれるので、安定していて、大きな変化なく生活できています。そこについては、とてもありがたいなぁと感じています。
夫の実態がもう少しあると良いなぁ
妊娠すると、マタニティ情報で女性側って色々と未来のイメージがわくんですよね。でも、男性側ってあんまりないです。
理想形?のイクメンパパ的なのか、ひどすぎ亭主的なのか、両極端の夫像しかない気がする。どっちにもなれない私はどうしたらいいのか。
夫側も、子どもができて大変な時もあるし、気持ちが辛い時もあるし、戸惑うこともあります。気持ちが楽になれたり、実際的に夫に役立つ情報が欲しいです。
もっと実態に近い、中間的な夫の情報が世に出てくると良いなぁと思います。